日本のイベントチケットの海外販売に興味をお持ちですか?海外のファンに向けてチケットを販売したいけれど、どのようなイベントが人気なのか、既存のプレイガイドにはどんな問題点があるのか、効果的な販売戦略とは何かなど、疑問は尽きないでしょう。

本記事では、チケット海外販売する事ができるプレイガイドについて解説します。

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海外販売に適したイベントジャンルは?

日本のイベントチケットの海外販売は、インバウンド需要の取り込みや文化交流の促進に大きな可能性を秘めています。

ここでは、特に海外から人気が高く、海外販売に適したイベントジャンルについて詳しく見ていきましょう。

音楽ライブ・コンサート

音楽は言葉の壁を越えて人々の心に届くため、海外ファンを魅了するイベントとして最適です。特に近年、K-POPやJ-POPの人気が世界中で高まっており、海外からのチケット需要が急増しています。

K-POPアーティスト、そして嵐や米津玄師といったJ-POPアーティストのコンサートは、海外ファンの注目を集めています。これらのイベントは、音楽だけでなく、ダンスパフォーマンスや演出も含めた総合的なエンターテインメントとして評価されており、海外からのチケット購入意欲が非常に高いのが特徴です。

また、夏フェスなどの大規模な音楽イベントも、海外からの参加者を多く引き付けています。FUJI ROCK FESTIVALやSUMMER SONICなどは、国内外のアーティストが出演する国際的な音楽祭として知られており、海外からのチケット販売に適しています。

スポーツイベント

スポーツは世界共通の言語とも言えるほど、国境を越えて人々を熱狂させる力を持っています。日本のプロスポーツリーグの試合やメジャーな国際大会は、海外のファンにとって大きな魅力となっています。

サッカーでは、Jリーグの試合、特に人気クラブチームの試合や日本代表戦のチケットが海外から注目されています。日本人選手が海外リーグで活躍していることも、日本のサッカーシーンへの国際的な関心を高めています。

野球においては、プロ野球の試合、とりわけ人気球団の試合や日本シリーズなどの重要な試合のチケットが海外ファンの関心を集めています。

伝統芸能・文化体験

日本の伝統芸能や文化体験イベントは、海外からの観光客や文化愛好家にとって、日本の魅力を直接体験できる貴重な機会となっています。

歌舞伎は、その華やかな衣装や独特の演技スタイル、そして長い歴史を持つ物語で、海外の観客を魅了しています。歌舞伎座や国立劇場での公演は、海外からのチケット需要が高く、英語の字幕や解説付きの公演も増えています。

茶道体験は、日本の「おもてなし」の心や精神性を学べる機会として、外国人観光客に人気です。有名な茶道家による特別な茶会や、観光地で開催される茶道体験イベントのチケットは、海外からの予約が増加しています。

他にも、能や文楽、相撲など、日本の伝統文化を体験できるイベントは、海外のファンにとって魅力的なものばかりです。これらのイベントは、日本文化への深い理解を求める外国人観光客や研究者にとって、貴重な機会となっています。

アニメ・ゲーム関連イベント

日本のアニメやゲームは、世界中でファンを持つ日本の重要な文化輸出品となっています。これらに関連するイベントは、海外のファンにとって大きな魅力があり、チケットの海外販売に適しています。

コミックマーケット(コミケ)やアニメジャパンなどの大規模イベントは、新作の発表や限定グッズの販売、声優やクリエイターとの交流機会など、アニメファンにとって見逃せない内容となっています。これらのイベントのチケットは、海外からの需要が非常に高くなっています。

コスプレイベントも、海外からの参加者を多く集めています。世界コスプレサミットなどの国際的なコスプレイベントは、日本のポップカルチャーを世界に発信する重要な機会となっており、海外からのチケット販売に適しています。

また、ゲーム関連では東京ゲームショウのような大規模展示会や、人気ゲームのファンミーティング、eスポーツ大会なども、海外からの参加者を引き付けるイベントとして注目されています。

観光施設・美術館

日本の観光施設や美術館も、海外からの来訪者に人気の高い目的地となっています。これらの施設への入場チケットやスペシャルイベントのチケットは、海外販売に適しています。

東京スカイツリーや東京タワーなどの展望施設、ディズニーランドやユニバーサル・スタジオ・ジャパンのようなテーマパーク、そして水族館や動物園などの入場チケットは、海外からの需要が高くなっています。特に人気の高い施設では、混雑を避けるために事前にチケットを購入したいという海外からの要望が増えています。

美術館では、大規模美術館で開催される特別展や企画展のチケットが、海外のアート愛好家から注目されています。日本の現代アートや伝統的な美術作品を紹介する展覧会は、海外からの来場者を多く集めています。

これらの観光施設や美術館のチケットは、訪日前に購入できることで、旅行計画を立てやすくなるため、海外販売に適しています。

チケットを海外販売することができるプレイガイドの特徴比較

日本のイベントチケットを海外から購入する需要が高まっています。そこで、主要な海外販売対応プレイガイドの特徴、機能、手数料を比較してみましょう。各プレイガイドには独自の強みがあり、ユーザーのニーズに合わせて選択することが重要です。

以下では、4つの代表的なプレイガイドについて詳しく見ていきます。

関連:日本国内で使用できるプレイガイドのチケット販売手数料比較!

TicketMe

TicketMeは、海外からのチケット購入に特化した革新的なプラットフォームです。多言語対応と多様な決済手段を提供し、海外ユーザーの利便性を高めています。特筆すべきは、NFTチケットの導入によるセキュリティ強化です。NFTチケットの導入により不正転売や不正入場を制限することができます。

英語、韓国語、中国語、アラビア語などの多言語対応に対応しているほか、Alipay、Apple Pay、Googleペイ、コンビニ決済、クレジットカードなど豊富な決済手段を持っています。

販売手数料は、日本と外国人変わらずに5%です。そのため、簡単に売上や手数料を計算することができます。さらに、他プレイガイドよりも低い手数料であるため利益を最大化することができます。

\外国からでも国内の人と同じようにチケットを購入可能/
\海外発行のクレカ・8カ国の言語対応/

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e-plus (イープラス)

e-plus(イープラス)は、日本の大手チケット販売サイトの一つで、海外販売にも対応しています。音楽、スポーツ、演劇、アート展示会など、幅広いジャンルのイベントチケットを取り扱っているのが特徴です。

言語対応としては中国語と英語に対応しており、決済方法は国内外で発行されたクレジットカード(VISA、MasterCard)、アリペイに対応しています。特に中国からの購入者向けにアリペイ対応を行っている点が注目されます。

ローソンチケット

ローソンチケットは、コンビニエンスストア「ローソン」が運営する大手チケット販売サービスで、海外からの購入にも対応しています。英語、中国語、韓国語の多言語対応を行っており、外国人に人気の施設のチケットを多く取り扱っている点が特徴です。

具体的には、三鷹の森ジブリ美術館やジブリパーク、USJなど、外国人観光客に人気の施設のチケットを取り扱っています。決済方法はクレジットカードとローソンでの支払いに対応していますが、海外発行のカードは使用できない場合があるので注意が必要です。

ZAIKO

ZAIKOは、アーティストとファンを直接つなぐプラットフォームをコンセプトにしたチケット販売サービスです。多言語対応と多様な決済手段により、海外からのアクセスに柔軟に対応しています。

特徴として、日本語、韓国語、中国語(繁体字・簡体字)、英語、スペイン語の6言語対応、「ZAIKO ボーダーレス」機能による現地通貨でのチケット販売、ライブストリーミングのチケット販売対応が挙げられます。決済方法は、クレジットカード、PayPal、WeChat pay、AliPay、コンビニ決済に対応しています。

既存のプレイガイドの問題点とは?

日本のイベントチケットの海外販売には大きな潜在需要がありますが、既存のプレイガイドにはいくつかの課題があり、海外のファンがスムーズにチケットを購入できない状況が続いています。

ここでは、主な問題点について詳しく見ていきましょう。

言語バリアによる購入困難

多くの日本のプレイガイドサイトは、日本語のみで運営されており、これが海外のファンにとって大きな障壁となっています。言語の壁は単に情報を理解できないだけでなく、購入プロセス全体に影響を及ぼしています。

具体的には、イベント情報の説明、チケットの種類や価格、座席の選択、購入手続きの流れなど、全てが日本語で表示されているため、海外のユーザーにとっては理解が困難です。

さらに、エラーメッセージや確認画面なども日本語で表示されるため、問題が発生した際に適切に対応できないケースが多々あります。これにより、購入を途中で諦めてしまうユーザーも少なくありません。

一部のプレイガイドでは英語対応を始めていますが、完全な多言語対応はまだ少数派です。中国語や韓国語など、アジア圏からの需要に対応できていないサイトも多く見られます。

海外カード決済の制限

海外からのチケット購入において、決済方法の制限は大きな障壁となっています。多くの日本のプレイガイドは、国内発行のクレジットカードやデビットカード、電子マネーなどの決済手段を主に提供していますが、海外発行のカードに対応していないケースが多々あります。

特に、セキュリティ対策の一環として、日本国内の住所を持つカードのみに限定しているサイトもあり、これが海外のファンにとって大きな問題となっています。また、一部の海外カードが使用可能な場合でも、3Dセキュアなどの認証システムが海外のカードに対応していないことがあります。

さらに、PayPalやAlipayなど、世界的に普及している決済サービスに対応していないプレイガイドも多く、海外のユーザーにとっては使い慣れた決済方法が選択できないという不便さがあります。

為替レートの問題も無視できません。多くのサイトが日本円のみでの決済を要求するため、海外のユーザーは自国通貨との為替レートを考慮しながら購入する必要があり、これが価格の不透明感につながっています。

住所登録や認証の複雑さ

チケット購入の際の会員登録や個人情報の入力プロセスも、海外のユーザーにとっては大きな障壁となっています。多くのプレイガイドサイトは日本の住所体系や電話番号形式を前提に設計されているため、海外の住所や電話番号を正しく入力できないケースが頻繁に発生しています。

例えば、郵便番号の形式が異なる、州や県の入力欄がない、住所の文字数制限が海外の住所に対応していないなどの問題があります。また、日本の携帯電話番号を前提とした認証システムも多く、海外の電話番号では認証コードが受け取れないといった事態も起きています。

さらに、本人確認のプロセスも海外のユーザーにとっては複雑です。日本の運転免許証やマイナンバーカードを前提とした本人確認システムは、海外のユーザーには対応していません。パスポートなどの国際的な身分証明書に対応していないサイトも多く、これが登録を断念する理由となっています。

時差を考慮したサポート不足

海外のファンにとって、時差を考慮したカスタマーサポートの不足も大きな問題点です。多くのプレイガイドは日本時間の営業時間内でのみサポートを提供しており、海外のユーザーにとっては連絡が取りにくい状況が続いています。

例えば、チケット販売開始時間が現地時間の深夜や早朝になることがあり、その時間帯にトラブルが発生してもサポートが受けられないケースが多々あります。また、電話サポートも日本語のみの対応が多く、言語の壁により適切な支援を受けられないことも問題です。

メールサポートについても、返信に時間がかかることが多く、チケット購入の締め切りに間に合わないケースもあります。さらに、FAQや利用ガイドなども日本語のみのサイトが多く、海外のユーザーが自力で問題を解決することが困難な状況です。

ライブチャットやSNSを通じたリアルタイムサポートを提供しているプレイガイドもありますが、やはり日本時間の営業時間内のみの対応が多く、グローバルな需要に十分に応えられていません。

これらのサポート体制の不足は、海外のファンの不安や不満を増大させ、結果としてチケット購入の機会損失につながっています。

海外ファンへの効果的なチケット販売戦略

日本のイベントチケットの海外販売を成功させるには、海外ファンのニーズを理解し、適切なアプローチを取ることが不可欠です。

ここでは、効果的な販売戦略について詳しく見ていきましょう。

SNSを活用した多言語プロモーション

ソーシャルメディアは、海外ファンとの直接的なコミュニケーションを可能にする強力なツールです。効果的なSNS活用戦略は、チケット販売の成功に大きく寄与します。

まず、主要なSNSプラットフォームで多言語対応のアカウントを作成することが重要です。これらのアカウントでは、イベント情報やチケット販売に関する告知を、英語をはじめとする複数の言語で発信します。

コンテンツの種類も重要です。短い動画クリップ、アーティストやパフォーマーからの直接メッセージ、過去のイベントのハイライト映像など、視覚的に魅力的なコンテンツを定期的に投稿することで、ファンの興味を引き付けます。

最後に、SNS広告の活用も重要です。地域やインタレストに基づいたターゲティング広告を展開し、潜在的な顧客層にピンポイントでアプローチします。例えば、日本の音楽や文化に興味がある海外ユーザーをターゲットにした広告を配信することで、効率的にチケット販売につなげることができます。

現地旅行会社とのパッケージ販売

海外のファンにとって、日本でのイベント参加は単なるチケット購入以上の意味を持ちます。多くの場合、それは日本旅行の主要な目的となります。この需要に応えるため、現地の旅行会社と連携したパッケージツアーの販売は非常に効果的な戦略となります。

まず、各国の主要な旅行代理店や旅行サイトと提携し、イベントチケットを含む日本旅行パッケージを企画・販売します。これらのパッケージには、イベントチケットだけでなく、航空券、宿泊施設、現地での移動手段などを含めます。

パッケージの内容は、イベントの性質や開催地に合わせてカスタマイズします。例えば、音楽フェスティバルのパッケージであれば、フェス会場近くのホテル宿泊と、周辺の観光スポット訪問をセットにします。

価格設定も重要です。個別に手配するよりもパッケージの方が経済的になるよう設定し、海外ファンにとってのメリットを明確にします。また、早期予約割引や、グループ割引なども導入し、早期の予約を促進します。

現地旅行会社との連携には、言語サポートの面でもメリットがあります。旅行会社が現地語でのサポートを提供することで、言語の壁を軽減し、海外ファンの不安を解消することができます。

最後に、これらのパッケージツアーの販売促進には、先述のSNS戦略と連動させることが効果的です。旅行会社と協力して、パッケージツアーの魅力を伝える動画コンテンツを作成し、SNSで拡散することで、より多くの潜在的な顧客にリーチすることができます。

ファンクラブ海外枠の設置

海外ファンの熱意に応え、彼らのロイヤリティを高めるための効果的な戦略として、ファンクラブに海外枠を設けることが挙げられます。これにより、海外のコアファンに特別な待遇を提供し、彼らの満足度を高めるとともに、安定したチケット販売を確保することができます。

まず、既存のファンクラブシステムに「インターナショナルメンバー」カテゴリーを新設します。このカテゴリーは、海外在住のファンを対象とし、彼らのニーズに特化したサービスを提供します。

入会プロセスは、多言語対応のウェブサイトを通じて行い、海外の住所や電話番号でも登録できるようにします。また、入会金や年会費の支払いも、PayPalなどの国際的な決済システムを導入し、海外からの支払いを容易にします。

さらに、この海外ファンクラブの運営を通じて得られるデータは、今後のマーケティング戦略や海外展開の指針として活用することができます。

このように、ファンクラブ海外枠の設置は、単なるチケット販売戦略を超えて、グローバルなファン基盤の構築と、持続可能な海外市場の開拓につながる重要な施策となります。

まとめ

チケットの海外販売には様々な課題がありますが、適切な戦略を立てることで大きなチャンスとなります。音楽ライブやスポーツイベント、伝統芸能など、海外ファンの関心が高いジャンルを中心に展開し、言語バリアや決済の問題を解消することが重要です。

さらに、SNSを活用した多言語プロモーション、現地旅行会社とのパッケージ販売、ファンクラブ海外枠の設置など、多角的なアプローチが効果的です。

チケットを海外販売する際には、チケミーがおすすめです。これまでに英語、韓国語、中国語など以外の言語にも対応することができます。また、外国で使用されている決済手段を使用することができるため外国人にとっても購入しやすいサービスです。Kpopのイベントや世界的なゲームの大会、劇団などでも導入されています。
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