• thumbnail_title: QRコード電子チケットとは?|使い方・入場・デメリットを解説

ライブやスポーツ観戦で初めてQRコード電子チケットを使うとき、当日どうやって入場すればいいか迷うことがあります。入場はスマホ画面のQRコードをゲートにかざすだけです。

どのアプリでQRを表示するのか、スクリーンショットで入れるのか、充電や電波が切れたときの対処は、購入後すぐに確認しておかないと当日ゲートで詰まりやすい点です。

スクショ可否はサービスによって異なり、充電切れ時の入場許可も最終的に主催者の判断になります。3点を前日までに確認しておけば、当日ゲートで立ち往生せずに済みます。

QRコード電子チケットとは

QRコード電子チケットは、入場用のQRコードをスマホの画面に表示して使う電子チケットです。紙のチケットに当たる情報が、画面の中の小さな白黒の模様にすべて入っています。座席番号も、購入者の情報も、入場済みかどうかのステータスも、この1枚のQRコードに埋め込まれています。

購入後に発券機へ行ったり、郵送を待ったりする必要はありません。手元のスマホがそのままチケット代わりになります。会場の入口でQRコードを表示させること自体が、紙でいう「発券」に当たります。だから引換券を印刷して持ち歩く工程が丸ごと消えます。

電子チケットの表示方式は、QRコード・バーコード・NFCの3種類です。このうちQRコードが最も普及しています。理由は読み取りの速さ。来場者が次々とゲートを通る大規模イベントでは、一瞬で読めることが列のさばきやすさに直結します。

QRコードとバーコードの違いも、ここで効いてきます。バーコードは横方向の線だけで情報を表す1次元のコードで、入る情報量が限られます。一方でQRコードは縦横の両方に情報を持つ2次元のコードです。

同じ面積でも格納できる情報がはるかに多く、読み取りも速くなります。座席や購入者情報まで持たせて大量の来場者をさばく用途には、QRコードのほうが向いています。

なお「QRコード」はデンソーウェーブの登録商標です。日本のチケット販売でもすでに定着していて、Jリーグチケット、ticket board、e+(イープラス)といったサービスがQRコード方式に対応しています。スポーツの試合からライブまで、入場のたびにスマホをかざす光景は、もう特別なものではありません。

QRコード電子チケットの受け取りから入場までの流れ

チケットを購入すると、メールまたはアプリの通知でQRコードが届きます。受け取りから発券まで複数の手順を踏むサービスも多く、メールが届いただけでは発券が完了していないことがあります。

QRコードがどこに届きどう発券するか

届く場所は、購入完了メールやアプリの通知です。ticket boardやe+(イープラス)、ローチケ、チケジャムといった主要サービスはどれもこの形をとっています。当日まで申込み履歴やマイページから何度でも表示できるため、一度開いて満足してしまいがち。

たとえばticket boardの発券は、全6手順に分かれます。ログイン、チケット選択、ダウンロードと進み、ここで別タブの注意事項確認ページが開きます。元のタブに戻ってチェックボックスにチェックを入れると、QRコードが表示されます。

ダウンロードを押せば終わりではありません。別タブと元タブを行き来する2アクションが要ります。

ただし保存先は端末ごとに違います。iPhoneならカメラロール、Androidなら写真アプリ。メールが届いただけで安心せず、前日までにQR表示画面まで実際に開いておくと、当日つまずかずに済むでしょう。

QRコードを表示して入場ゲートにかざす

ゲート前に立ったら、届いたQRコードをスマホに表示し、入場ゲートのスキャナーにかざします。このとき画面の明るさは最大に。屋外や照明の強い会場ほど、暗い画面はスキャナーが読み取りにくくなります。

人気公演のゲートでは、来場者が次々とかざしていきます。スキャンされた時点で入場記録が残るため、同じQRコードを二度使うことはできません。通れるのは、先に読み取られた1枚だけ。

同行者にチケットを分配する

友人や家族の分をまとめて買ったとき、チケットは購入後に分配できます。アプリやサービスの管理画面から、受け取る側のメールアドレスやLINEを指定して送ると、相手のスマホに直接QRコードが届きます。

そのため、当日は各自が自分のスマホで入場できます。集合場所でチケットを手渡しする手間も、合流を待つ必要もありません。

友人と別々に現地入りして、待ち合わせより先に会場のゲートで会う、といった動きも可能。受け取った側のスマホにもQRコードが残るので、相手も当日まで自分のマイページから確認できます。

QRコード電子チケットのデメリット

入場列に並んでいる途中で充電が切れ、チケット画面が出せなくなる。ゲートまであと数メートルというところで、後ろの人に先を譲りながら焦って充電ケーブルを探す。電子チケットには、紙のチケットにはなかった当日その場のトラブルがいくつか付いてきます。

スクリーンショットで入場できないサービスがある

紙のチケットは一度受け取れば自分のものですが、電子チケットはサービスによって扱いが変わります。QRコードの仕組みが、大きく二つに分かれるためです。

たとえばticket board(LIVE QR PLUS)やチケプラが採用しているのは、動的QRコードです。QR画面の横でタイマーやマークが動き、一定時間ごとにコードが切り替わります。読み取り時に1回限りで無効化されるため、スクリーンショットや複製したコピーは弾かれます。

一方、teketのように固定QRコードのサービスなら、印刷したチケットでの入場に対応していることも。紙で持てるかどうかが、ここで分かれます。

動くタイマーが付いているかどうかが、公式チケットかどうかを確かめる手がかりになります。

スマホの充電が切れると入場できなくなる

電子チケットの最大の弱点は、スマホが動かなければチケットそのものが消えることです。充電切れ、フリーズ、紛失。どれもチケット画面を開けなくします。

もっとも、大規模会場では通常入場口とは別に電子チケット問い合わせ窓口が設けられています。運転免許証など顔写真付きの身分証で購入者本人と確認が取れれば、入場を認められる場合が多い。とはいえ最終的な入場許可は主催者判断で、チケット表示が絶対条件の公演もあるため、確実に入れる方法ではありません。

困るのは、その窓口の存在を知らずに入場列で立ち往生してしまう人がいることです。対策はシンプルです。モバイルバッテリーを持参する、身分証を携帯する、早めに会場に入る。この三点でほとんどの事態を避けられます。

本人確認で求められる身分証の種類や、確認を求められやすいケースをあらかじめ知っておくと、当日の対応が落ち着きます。

ライブの本人確認でされやすい人とは?引っかかる原因と当日の対策を解説

電波の届かない会場では表示できない

地下のライブハウスや古い競技場では、入場直前に電波が入らず、チケット画面が開けないことがあります。大勢が一斉にスマホを使う会場周辺は、それだけで回線が混みやすい場所です。

そのため、入場列に並ぶ前、まだ電波が届く場所でQR画面を開いておくこと。e+やticket boardなどは、一度QRを表示させておけば通信なしでも画面に残る仕組みがあります。ゲート前で慌てて読み込みを待つより、手前で一手間かけておくほうが早いです。

充電切れ・スクショ無効・電波問題以外にも、当日のトラブルパターンとその対処は別記事でまとめています。

電子チケットでトラブルが起きたらどうする?当日の対処法と事前確認など解説!

スマホ操作が苦手な人のハードルが上がる

高齢の親や祖父母と一緒に行く場合、当日その場でアプリを開いてもらえるでしょうか。日頃スマホに触れない人にとって、ゲート前でのアプリ操作はそれだけで負担になります。

たとえばスクショ入場が可能なサービスなら、事前にQR画面を開いてスクリーンショットを撮り、カメラロールに保存しておけば当日の操作はほぼ要りません。動的QRでスクショが使えないサービスでは、自分のスマホで同行者の分もまとめてQRコードを開き、入場ゲートで順番に見せていくやり方が確実です。

QRコード電子チケットを使うメリット

紙チケットには、紛失・転売被害・入場列の詰まりという3種類の困りごとが付いてきます。QRコード電子チケットになると、これらがそれぞれ別の形で解消されます。

紛失や持ち忘れがなくなる

紙のチケットは、なくせばそこで終わりです。財布の奥で別の紙に挟まって見つからない。家のどこかに置いたまま会場まで来てしまい、取りに戻る時間もない。発券したあとの一枚を、当日まで無事に持ち歩く責任が自分に残ります。

ところがQRチケットには、その持ち歩く行為そのものがありません。アプリやメールを開けば画面に出てくる。物理的にどこかへしまう工程がないので、挟まって消えることも、家に忘れることも起きません。

財布を家に置いてきたとしても、スマホさえ手元にあれば入場ゲートは通れます。守るものが一枚の紙からスマホ一台に変わる。持ち物の管理が、それだけ軽くなります。

転売チケットをつかむリスクが減る

非公式の転売サイトで席を買い、当日ゲートで弾かれる。紙の偽造券では昔からあった事態です。QRチケットは、ここの危うさを一段下げます。

QRコードには、一枚ごとに固有の識別情報が埋め込まれています。同じコードをスクリーンショットで複製しても、先に読み取られたほうが本物として処理され、あとから来たコピーは無効になります。たとえば、転売サイトで買った画像データは、すでに誰かのコードで入場済みのことが多く、その場では開きません。

もっとも、これで転売が完全になくなるわけではありません。とはいえ画像をコピーして売り抜ける手口は、固有コードの前では成立しにくくなります。

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入場列がすばやくさばける

開演20分前、ゲート前に数百人が並ぶ場面で、スキャンと目視確認の差がそのまま列の長さになります。一人あたり数秒。スキャンは画面をかざすだけで照合が終わります。目視のもぎりは係員が半券を確かめ手でちぎるため、その数秒が積み重なって列が止まります。

一方でQRスキャンは、スマホをかざすだけで照合が終わります。ちぎる動作も、券面を見比べる目視確認も挟まりません。結果として一人あたりの時間が短くなるぶん、同じ人数でも列のさばけ方が変わります。

開演直前のあの長い行列は、入場処理の遅さがそのまま列に出ます。読み取りが速くなれば、ゲート前で待つ時間も縮みます。

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QRコード電子チケットのよくある質問

「アプリで表示」と案内されても、どのアプリを開けばいいのか分からず手が止まる。初めての人が引っかかるのは、たいていこうした細かい一点。QRコード電子チケットは購入から入場までの流れ自体は単純ですが、分配や譲渡、表示方法はサービスごとに仕様が違います。ここでは購入前後に残りやすい疑問を確認しておきましょう。

同行者にチケットを分配する方法は?

分配できる人数と送り先変更の可否は、サービスによって異なります。

送り先を後から変えられないサービスでは、同行者が確定してから分配するのが確実なため、申込前に利用規約の分配条件を確認しておくと安心です。

どのアプリを使えばQRコードが表示できる?

購入後に届くメールに「チケットを確認する」「マイページへ」といったリンクが含まれている場合、そこが表示画面への入り口になっていることがほとんどです。

専用アプリが必要なサービスの場合は確認メールに案内が記載されているため、アプリのインストールが必要かどうかはメールを最初に確かめるとわかります。

スマホを持っていない人はどうすればいい?

電子チケットのみ対応の公演では、スマホを持っていない場合に入場できないことがあります。

紙チケットとの併用対応が案内されているかどうかは、チケット購入前にサービスの申込ページや主催者の告知ページを確認しておくと確実です。

チケットを他の人に譲渡できる?

公式のリセール機能がないサービスでは、第三者への転売を規約で禁止しているケースがあります。

同行者への変更を想定している場合は分配機能の利用が前提になりますが、分配はあくまで一緒に行く人への送り機能であり、見知らぬ相手への転売とは扱いが異なります。

購入後にメールやQRコードが届かないときは?

まず迷惑メールフォルダと、登録したメールアドレスの表記ミスを確認してみましょう。

それでも見つからない場合は、サービスのマイページにログインするとチケットを直接確認できることが多く、メールが届かなくても入場に困らないケースがほとんどです。

まとめ

QRコード電子チケットは、スマホに表示したQRを入場ゲートにかざすだけで通れる仕組みです。紙の印刷も、郵送を待つ手間も、当日のもぎりもいりません。守る一枚がスマホ一台に変わる入場方法。

スムーズに入りたいなら、前日までに以下の3点を確認しておきましょう。

ひとつ目は、コードの横でタイマーが動いていないか。秒数が刻まれていればそれは動的QRで、スクリーンショットを撮っても入場には使えません。本物のアプリ画面をその場で開く必要があります。

ふたつ目は、モバイルバッテリーと身分証の準備です。画面が映らなければゲートは通れず、本人確認を求められる会場もあります。

みっつ目は、会場の前で先にQR画面を開いておくこと。入口付近は電波が混みやすく、読み込みが止まることがあります。この3点をそろえておけば、当日ゲート前で慌てずに済みます。

整理券と電子チケットを組み合わせた入場管理の方法については、以下の記事が参考になります。

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