イベント企画を任されたものの、どこから手をつければいいのか悩んでいませんか?初めてのイベント企画は、考えるべきことが多く、戸惑うことも多いでしょう。しかし、心配は無用です。

この記事では、イベント企画で最初に決めるべき3つの重要なポイントから、目的の明確化、ターゲット設定、予算の決め方まで、イベント成功の鍵となる要素を詳しく解説します。

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イベント企画で最初に決めるべき3つのこと

成功するイベントを企画するには、最初に決めるべき重要な要素があります。

ここでは、イベント企画の基礎となる3つのポイントについて詳しく解説します。

イベントの目的を明確にしよう

イベントを企画する際、まず最初に目的を明確にすることが非常に重要です。目的が明確でないと、イベントの方向性がぶれてしまい、効果的な結果を得ることが難しくなります。イベントの目的は大きく分けて、売上向上、ブランディング、顧客との絆の3つに分類できます。

イベント開催の目的を決める際は、「イベント参加者の30%に商品を購入してもらう」や「ブランド認知度を20%向上させる」など、具体的で測定可能な指標を設定しましょう。これにより、イベント後の効果測定がしやすくなり、次回のイベント企画に活かすことができます。

ターゲット層を具体的に設定する

イベントの成功には、適切なターゲット設定が欠かせません。ターゲットを明確にすることで、イベントの内容や広告宣伝の方法を効果的に決められます。ターゲット設定では、年齢、性別、職業、関心事の4つの要素を考慮することが重要です。

年齢によって興味関心や行動パターンが異なるため、20代向けのイベントと50代向けのイベントでは、内容や雰囲気が大きく変わってきます。性別については、男性向け、女性向け、あるいは性別を問わないイベントなのか、明確にしておくことが大切です。

さらに参加者の職業によって、イベントの開催時間や内容を調整できます。例えば、会社員向けなら平日夜や週末、学生向けなら長期休暇中などが適しているでしょう。

これらの要素を組み合わせることによって、より効果的なイベントを実現できます。

予算規模から逆算して企画を練る

イベントの規模や内容を決める上で、予算は非常に重要な要素です。限られた予算の中で最大の効果を得るために、主要な費用項目を考慮しながら企画を練る必要があります。特に注目すべきは、会場費、人件費、広告宣伝費の3つです。

会場費は、イベントの規模や性質に合わせて適切な場所を選ぶ必要があります。都心の高級ホテルから地域のコミュニティセンターまで、予算に応じて選択肢は様々です。

人件費には、イベントスタッフやアルバイトの給与、外部講師への謝礼などが含まれます。イベントの規模や内容によって必要な人員が変わるため、適切に見積もることが重要です。また、準備期間中のスタッフの人件費も忘れずに計上しましょう。

広告宣伝費は、イベントの集客に直結する重要な項目です。チラシやポスターの制作費、SNS広告費、プレスリリース配信費用などが含まれます。ターゲット層に効果的にリーチできる広告手段を選び、予算を配分することが大切です。

これらの費用項目を細かく検討し、全体の予算規模から逆算して企画を練ることで、無駄のない効果的なイベント運営が可能になります。

イベントの目的を明確にするためのポイントは?

イベントを成功に導くためには、その目的を明確に定めることが不可欠です。ただ漠然と「良いイベントにしたい」と考えるだけでは、具体的な成果を得ることは難しいでしょう。

ここでは、イベントの目的を明確にするための重要なポイントである目標設定と効果測定について詳しく解説します。

関連:イベント開催する際の目的とは?目的を設定することの重要性や設定方法など失敗例から解説!

数値目標を設定して成果を可視化する

イベントの目的を明確にする上で、具体的な数値目標を設定することは非常に重要です。数値化することで、イベントの成果を客観的に評価できるだけでなく、関係者全員が同じ目標に向かって努力することができます。

まず、集客数は多くのイベントで重視される指標です。また、過去のイベントデータがある場合は、それを基準にして「前回比20%増の来場者数を達成する」といった目標設定も効果的です。

次に、売上金額は特に商業イベントにおいて重要な指標となります。「イベント期間中の総売上500万円を達成する」や「1人当たりの平均購入額を8000円に設定する」など、具体的な金額目標を設定することで、イベントの経済的成功を測ることができます。

最後に、認知度はブランディングを目的としたイベントで重要な指標です。「イベント後のブランド認知度を10%向上させる」といった目標を立てることで、イベントの広報効果を測定できます。認知度の測定には、イベント前後でのアンケート調査やSNSでの言及数の変化などを活用します。

これらの数値目標は、イベントの性質や規模に応じて適切に組み合わせることが大切です。また、目標設定の際は、過去の実績や市場動向、競合他社の状況なども考慮し、挑戦的でありながらも現実的な数値を設定することが重要です。数値目標を明確に定めることで、イベントの企画段階から実施、そして事後評価まで一貫した方針を持って取り組むことができ、より効果的なイベント運営が可能になります。

目的に合った効果測定方法を決める

イベントの目的を明確にしたら、次はその効果を適切に測定する方法を決める必要があります。

まず、アンケート調査は最も一般的で直接的な効果測定方法です。イベント参加者に対して、満足度や改善点、商品・サービスへの興味度などを尋ねることで、イベントの印象や効果を数値化できます。アンケートは、イベント当日に紙で配布する方法や、イベント後にメールで送付する方法などがあります。

また、SNS反応の分析も効果的な測定方法の一つです。イベント専用のハッシュタグを設定し、そのハッシュタグを含む投稿数や、投稿の内容、リーチ数などを分析します。

これらの効果測定方法は、イベントの目的や性質に応じて適切に選択し、組み合わせることが重要です。

効果測定の結果は、次回のイベント企画に活かすことができる貴重な情報源となります。

効果的な測定方法を選び、得られたデータを適切に分析することで、イベントの目的達成度を正確に把握し、継続的な改善につなげることができます。これにより、回を重ねるごとにより効果的で参加者満足度の高いイベントを実現することが可能になるのです。

ターゲット設定で押さえるべき要素とは?

イベントの成功を左右する重要な要素の一つが、適切なターゲット設定です。ターゲットを明確に定めることで、イベントの内容や宣伝方法を効果的に決定できます。

ここでは、ターゲット設定で押さえるべき要素について詳しく解説します。

ペルソナを設定してターゲットを明確化する

ペルソナとは、ターゲットとなる顧客の具体的なイメージを、架空の人物像として設定したものです。ペルソナを作成することで、抽象的だったターゲット像をより具体的に捉えることができ、イベントの企画や宣伝をより効果的に行うことができます。

ペルソナ設定では、まず年齢と性別を決定します。

次に、職業を設定します。「大手企業に勤める会社員」や「自営業のフリーランス」など、具体的な職業を想定します。職業によって、可処分所得や時間の使い方、価値観などが変わってくるため、イベントの内容や開催時間を決める際の重要な指標となります。

さらに、趣味や日常生活のパターンも設定します。「休日は友人とカフェめぐりを楽しむ」「週末はジムに通って体を鍛えている」といった具体的な行動パターンを想定することで、イベントの内容や雰囲気をより的確に設計できます。

ペルソナ設定の際は、実際の顧客データや市場調査の結果を参考にすることが重要です。

ただし、あまり多くのペルソナを設定すると焦点がぼやけてしまうため、主要な2〜3個程度に絞ることをおすすめします。

ターゲットの関心事や悩みを洗い出す

ターゲットの関心事や悩みを深く理解することは、魅力的なイベントを企画する上で非常に重要です。

まず、ターゲットのインサイトを探るには、直接的なアプローチとして、アンケートやインタビュー調査を行うことが効果的です。

また、間接的なアプローチとして、SNSやブログの投稿内容を分析する方法もあります。ターゲット層がよく使用するSNSプラットフォームやハッシュタグを特定し、そこでの会話や投稿内容を分析することで、リアルタイムの関心事や流行を把握できます。

さらに、検索キーワード分析も有効です。Google トレンドなどのツールを使用して、ターゲット層がよく検索するキーワードやフレーズを調査します。

これらの分析を通じて得られたインサイトを基に、ターゲットの潜在的なニーズや欲求を特定します。

これらのインサイトやキーワード分析の結果を、先ほど設定したペルソナと組み合わせることで、より具体的で深みのあるターゲット像を描くことができます。

このように、ターゲットの関心事や悩みを綿密に洗い出すことで、イベントの企画や内容をより魅力的なものにすることができます。ターゲットの心に響くイベントは、高い参加率や満足度につながり、最終的にはイベントの成功に大きく寄与するのです。

ターゲットに合わせた企画内容を練る

ターゲットのペルソナと関心事が明確になったら、次はそれに合わせた具体的な企画内容を練ります。

まず、セミナー形式は、専門的な知識や情報を提供したい場合に適しています。

セミナーを企画する際は、講師の選定が重要です。ターゲットの共感を得やすい、同世代の成功者や、業界で認知度の高い専門家を招くことで、参加者の興味を引き出し、満足度を高めることができます。

また、参加者同士の交流時間を設けることで、同じ悩みを持つ人々のネットワーキングの場としての価値も提供できます。

重要なのは、どの形式を選択する場合でも、常にターゲットのニーズや関心事を中心に考え、それに合わせた内容を提供することです。ターゲットに寄り添った企画は、高い参加率と満足度につながり、最終的にはイベントの成功、そしてブランドへの好感度向上に結びつきます。

イベント予算はどのように決めればよい?

イベントの成功には適切な予算設定が不可欠です。予算が少なすぎれば効果的なイベントの実施が難しくなり、多すぎれば無駄が生じてしまいます。

ここでは、イベント予算の決め方について、過去の実績を活用する方法や、イベントの目的に応じた予算配分の考え方を詳しく解説します。

関連:イベント開催の費用と相場とは?内訳や費用の節約の方法、費用対効果など解説!

過去の類似イベントの予算を参考にする

イベント予算を決める際の最も確実な方法の一つは、過去の類似イベントの実績を参考にすることです。特に、自社で過去に開催した同様のイベントがある場合は、その予算と実際の支出を詳細に分析することが重要です。

まず、前年度のイベント予算書を入手し、各項目の予算と実際の支出を比較します。

また、イベントの規模や参加者数と予算の関係性も分析します。

さらに、他社の類似イベントの事例も参考になります。業界紙やイベント関連の専門誌、ウェブサイトなどで公開されている情報を収集し、自社のイベントと比較します。特に、成功事例として紹介されているイベントの予算配分に注目し、自社のイベントに応用できる点がないかを検討します。

過去の実績や他社事例を参考にする際は、単に数字を踏襲するだけでなく、そこから得られる洞察を自社のイベントに適切に応用することが重要です。市場環境の変化や自社の戦略の違いなども考慮し、過去の実績を基礎としつつも、現在の状況に合わせた柔軟な予算設定を心がけましょう。

目的達成に必要な投資を優先的に配分する

イベント予算を効果的に配分するためには、イベントの主要な目的を明確にし、その達成に必要な項目に優先的に予算を振り分けることが重要です。

まず、集客費については、イベントの認知度向上や参加者数の増加が主な目的の場合に重点的に配分します。集客費の内訳としては、オンライン広告(Google広告、SNS広告など)、オフライン広告(新聞、雑誌、交通広告など)、PR活動(プレスリリース配信、メディアへの働きかけ)などが含まれます。

次に、会場費は、イベントの規模や雰囲気作りが重要な場合に優先的に配分します。

会場選びの際は、単に価格だけでなく、立地、収容人数、設備(音響、映像、インターネット環境など)、ケータリングサービスの有無なども考慮し、総合的に判断することが重要です。また、オンラインイベントの場合は、配信システムの選択や運用費用なども会場費の一部として計上します。

これらの予算項目は、イベントの目的や性質に応じて柔軟に調整することが重要です。

目的達成に必要な投資を優先的に配分することで、限られた予算を最大限に活用し、効果的なイベントの実施が可能になります。ただし、予算配分はイベントの成功を左右する重要な要素であるため、関係者間で十分な議論を重ね、合意形成を図りながら決定することが大切です。

予算オーバーを防ぐ柔軟な計画を立てる

イベント運営において、予算オーバーは深刻な問題となりかねません。しかし、綿密な計画を立てても、予期せぬ事態により予算超過のリスクは常に存在します。

まず、予算項目に優先順位をつけることが重要です。イベントの目的達成に直結する項目を「必須」、あれば望ましいが省略可能な項目を「オプション」として分類します。

この優先順位付けを行う際は、イベントの主催者だけでなく、関係部署や外部パートナーとも協議し、多角的な視点で判断することが大切です。

次に、各予算項目に対して複数の代替案を用意することが有効です。特に、大きな予算を占める項目については、必ず複数の選択肢を検討しましょう。

また、代替案を検討する際は、単に低コストの選択肢を用意するだけでなく、異なるアプローチも考慮します。

さらに、予算管理のプロセスも重要です。定期的(例えば週1回)に予算の使用状況を確認し、超過のリスクがある項目を早期に特定します。予算管理には専用のソフトウェアやツールを活用すると、リアルタイムで支出状況を把握でき、効率的な管理が可能になります。

最後に、イベント終了後の振り返りも重要です。予算オーバーが生じた場合は、その原因を詳細に分析し、次回のイベントに活かします。逆に、予算内に収まった項目については、どのような工夫が効果的だったかを記録し、ベストプラクティスとして共有します。

このように、優先順位の設定、代替案の用意、予備費の確保、こまめな予算管理など、多角的なアプローチで柔軟な予算計画を立てることで、予算オーバーのリスクを最小限に抑えつつ、効果的なイベント運営が可能になります。

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まとめ

イベント企画において、目的、ターゲット、予算の3つの要素を適切に設定することが成功への第一歩です。目的を明確にし、具体的な数値目標を設定することで、イベントの方向性が定まります。ターゲットを細かく分析し、ペルソナを設定することで、より効果的な企画内容を練ることができます。

そして、過去の実績を参考にしながら、目的に応じた予算配分を行い、柔軟な計画を立てることで、予算オーバーのリスクを軽減できます。これらの要素を丁寧に検討し、バランスよく組み合わせることで、魅力的で効果的なイベントを実現することができるでしょう。

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