イベントを主催する事業者の皆さま、チケット販売手数料の比較に頭を悩ませていませんか?適切なチケット販売システムの選択は、イベントの成功と収益に直結する重要な決断です。

本記事では、チケット販売手数料の種類や内訳、各プラットフォームの特徴を詳しく解説します。

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チケット販売手数料とは

チケット販売手数料は、チケットを販売する際に発生する費用で、販売プラットフォームや代理店が課す手数料のことを指します。事業者にとって、手数料の内訳を把握し、適切なコスト管理を行うことが重要です。

手数料の種類と内訳を把握しよう!

チケット販売手数料には、販売手数料、決済手数料、システム利用料、マーケティング手数料など、いくつかの種類があります。

販売手数料は、チケットが販売されるごとに発生する基本的な手数料で、販売プラットフォームや代理店に支払われます。通常、チケット価格の一定割合として設定されます。

決済手数料は、クレジットカードや電子決済など、支払い手段に応じて発生する手数料で、決済処理のコストをカバーするために徴収され、取引額に応じて変動します。

システム利用料は、チケット販売サービスの使用に対して発生する費用で、固定費用として設定されることが多く、サーバーの維持管理やソフトウェアのアップデート費用が含まれます。

これらの手数料は、チケット販売サービスによって異なるため、事前に各サービスの手数料体系を確認し、比較することが重要です。

紙チケットと電子チケット販売の違いとは?

紙チケットと電子チケットには、それぞれ異なる特徴と手数料があります。

紙チケットは、用紙代や印刷コストがかかり、在庫管理が必要です。紙の質や印刷の仕上がりによっては追加のコストが発生することもあります。また、紛失や輸送のリスクも伴います。

一方、電子チケットは、ペーパーレス化によりコストを削減できます。管理や配達に関する費用も削減でき、環境への配慮や不正防止策としても有効です。ただし、ネットや端末の不調時のリスクも考慮する必要があります。

しかし電子チケットは、顧客の購入履歴や行動データを簡単に収集・分析することができるため、顧客のニーズや嗜好を把握し、より効果的なマーケティング戦略を立てることが可能です。

セルフサーブと委託販売の違いとは?

チケット販売には、セルフサーブ型と委託販売型の2つの方式があります。

セルフサーブ型は、イベント主催者がチケットの作成や販売などの業務を自ら行う形式です。多くの業務を主催者が引き受けるため、コストを抑えやすいのが特徴です。

一方、委託販売型は、チケット販売に関する業務の多くを業者に任せる形式です。チケット販売にかける手間を省きたい場合や、専門家のサポートが必要な場合に適しています。

関連:チケットの委託販売とは?メリット、デメリット、主なサービスの手数料について解説!

チケット販売手数料が利益に与える影響

チケット販売手数料は、事業者の収益に直接影響を与える重要な要素です。手数料の設定によっては、価格競争力が損なわれ、販売数の減少につながる可能性があります。

ここでは、チケット販売手数料が利益に与える影響について、価格競争力、イベントの利益、マーケティング活用の観点から詳しく説明します。

競争力を保つことができる価格を設定することができる

チケット販売手数料は、チケットの最終価格に直接影響を与えます。手数料が高すぎると、競合他社と比較して価格競争力が損なわれ、販売数の減少につながる可能性があります。

したがって、事業者は手数料を適切に設定し、競争力のある価格を維持することが重要です。手数料の交渉や、販売プラットフォームの選択において、価格競争力を考慮することが求められます。

イベントの利益に影響する

チケット販売手数料は、イベントの利益に直接影響を与えます。手数料が高くなればなるほど、事業者の収益は減少します。

そのため、事業者は手数料を適切に管理し、イベントの利益を最大化することが重要です。手数料の交渉においては、販売プラットフォームや代理店との良好な関係を構築し、Win-Winの関係を目指すことが求められます。

マーケティングに資金を使うことができる

チケット販売手数料を適切に管理することで、マーケティング活動に資金を投入することができます。マーケティング活動は、イベントの認知度を高め、チケットの販売数を増加させるために重要です。

手数料を削減することで、浮いた資金をマーケティング活動に投入し、より効果的なプロモーションを行うことができます。

おすすめのチケット販売サービス13個の特徴を紹介!

ここでは、チケット販売システムを提供している13社のプレイガイドの特徴と手数料体系を解説していきます。

サービス名チケット形式販売手数料リセールできるか
チケミー電子チケット5%全て可能
ぴあ紙・電子チケット8〜10%一部のみ
e+(イープラス)紙・電子チケット8〜10%一部のみ
ローソンチケット紙・電子チケット問い合わせが必要一部のみ
楽天チケット紙・電子チケット4.9%一部のみ
LivePocket-Ticket-電子チケット5%できない
Peatix電子チケット一枚当たり4.9%+99円一部のみ
teket紙・電子チケット8〜10%できない
ZAIKO電子チケット8〜20%できない
ticket board紙・電子チケット公演によって異なる一部のみ
Tiget電子チケット5.5%一部のみ
PassMarket電子チケット3.564〜5.5%一部のみ
チケットfor LINE Hybrid電子チケット問い合わせが必要できない

チケミー

チケミー:https://ticketme.io/

チケミーは、NFT技術を活用した革新的なチケット販売プラットフォームです。個人や小規模な団体でも簡単にチケット販売ができ、ファンとのエンゲージメントを高めるための強力なマーケティングツールとしても活用できます。

チケミーの大きな特徴は、NFTチケットを導入している点です。NFTチケットとは、ブロックチェーン技術を用いた新時代の電子チケットで、高いセキュリティと透明性を備えています。NFTチケットは、偽造や不正な複製が極めて困難であり、チケットの真正性を保証することができます。

さらに、チケミーのチケットは、2次流通による収益還元機能も備えています。チケットがリセールされた場合、その売買額の一部が主催者に還元されるため、追加の収益を得ることが可能です。

チケミーでは、特定のNFTチケット保有者に向けた独自のコミュニティを開設することもできます。これにより、ファンとのつながりを深め、リピーターの獲得やファンベースの強化に貢献することができます。また、チケミーは海外の人々にもオンラインでチケットを販売することができるため、グローバルな顧客獲得にも適しています。

手数料販売手数料:5%
無料チケットの場合0円
チケット形式電子チケット
販売方式委託型・セルフサーブ型

チケットぴあ

チケットぴあ:https://t.pia.jp/

チケットぴあは、日本最大級のチケット販売プラットフォームであり、多岐にわたるイベントのチケットを取り扱っています。音楽、スポーツ、演劇、映画などのチケットを24時間オンラインで購入できる利便性が特徴です。運営会社は、ぴあ株式会社で、東京都渋谷区に本社を置いています。

チケットぴあの一番の特徴は、多彩な販売チャネルとサービスの充実です。公式サイトでは、購入者に最新情報を提供するメールサービスや、購入したチケットを分配・リセールできる「Cloak」サービスも展開しています。

また、チケットぴあは、コンビニエンスストア(セブン-イレブンやファミリーマート)とも連携しており、チケットの購入・発券が全国38,000ヵ所以上の店舗で可能です。この広範なネットワークにより、インターネットを利用しない顧客層にもリーチすることができます。

さらに、チケットぴあは、独自の会員サービス「ぴあ会員」を提供しています。会員数は約1,750万人に上り、会員向けの先行販売や割引、ポイントプログラムなどの特典が用意されています。この会員基盤は、チケットぴあの大きな強みの一つと言えるでしょう。

手数料・自由席の場合
販売手数料:8%
公演登録料:無料
用紙代:1枚10円
・指定席の場合
販売手数料:10%
公演登録料:10,000円
用紙代:一枚あたり10円
チケット形式紙・電子チケット
販売方式委託型

e+(イープラス)

e+(イープラス:https://eplus.jp/

e+(イープラス)は、1999年7月に設立された日本国内最大級のチケット販売プラットフォームです。多彩なエンターテインメントチケットを取り扱っています。音楽コンサート、スポーツイベント、演劇、映画など、幅広いジャンルのチケットをオンラインで提供しており、その利便性が特徴です。

イープラスの最大の特徴は、「スマチケ」アプリを利用することで、電子チケットの購入から入場までを一貫してスマートフォンで完結できる点です。これにより、紙のチケットを持ち歩く必要がなくなり、利便性が大幅に向上します。また、イープラスは、チケットのプレオーダー(抽選販売)や先着販売のシステムも提供しており、希望のイベントのチケットを事前に確保することが可能です。

さらに、イープラスは、海外在住者に向けた動画配信視聴チケットの販売も行っており、国際的なイベントやアーティストの公演も取り扱っています。また、エンタメ情報を提供する「SPICE」などのメディア展開や、QRコードや顔認証による入場システムなど、最新のデジタル技術を活用したサービスも提供しています。

イープラスは、特に音楽イベントにおいて圧倒的なシェアを誇り、多くのアーティストのチケット販売を手がけています。会員数は850万人を超え、スマートフォンアプリ「e+アプリ」は、好きなアーティストを「フォロー」することで、パーソナライズされたイベントリストを提供するなど、ユーザーにとって便利かつ集客チェンネルを保有しています。

手数料・ライトプラン
販売手数料:8%
公演登録料:5,500円
用紙代:1枚10円
・スタンダードプラン
販売手数料:8%(一般)10%(抽選)
公演登録料:10,000円
用紙代:1枚あたり10円
チケット形式紙・電子チケット
販売方式委託型

ローソンチケット

ローソンチケット:https://l-tike.com/

ローソンチケットは、1992年に設立されたコンビニエンスストアチェーン大手のローソンが運営する、チケット販売プラットフォームです。全国のローソン店舗でのチケット購入・発券が可能で、利便性の高さが特徴です。

ローソンチケットの最大の強みは、全国約1万4千店舗のローソン店舗網を活用した、チケットの販売・発券システムです。インターネットで予約したチケットを、最寄りのローソン店舗で発券できるため、利用者にとって非常に便利です。また、店頭での直接購入も可能で、インターネットを利用しない顧客層にもアプローチできます。

さらに、ローソンチケットは、エンタテインメント業界との強固なネットワークを持っています。音楽、スポーツ、演劇、イベントなど、様々なジャンルのチケットを取り扱っており、ローソンエンタテインメントが主催・制作するイベントも数多くあります。これにより、他社にはない独自のコンテンツを提供することができます。

また、ローソンチケットは、会員サービス「ローチケHMV」を展開しています。会員向けの先行販売や割引、ポイントプログラムなどの特典を用意し、顧客のロイヤルティ向上に努めています。

手数料問い合わせが必要
チケット形式紙・電子チケット
販売方式委託販売型

楽天チケット

楽天チケット https://ticket.rakuten.co.jp/

楽天チケットは、2011年1月に設立された楽天グループの楽天チケット株式会社が運営する、チケット予約・販売サイトです。スポーツ、ライブ、コンサート、演劇・ステージをはじめ、各種イベントのチケット先行・一般販売を行っています。楽天グループならではの様々な付加価値サービスの提供を通じて、エンターテインメント体験の最大化に貢献することを目指しています。

楽天チケットの大きな特徴は、楽天グループのエコシステムを活用した利便性の高さです。楽天会員であれば、同じIDで楽天チケットを利用でき、チケット購入の際に「楽天ポイント」が貯まる・使えることが大きなメリットです。楽天グループには、楽天市場をはじめとするEコマースサービス、楽天カードや楽天銀行などの金融サービス、楽天モバイルなどのモバイルサービスなど、70以上のサービスがあり、これらが有機的に結びついた「楽天エコシステム」を形成しています。この強力なエコシステムを活用することで、多くのユーザーを集客することができます。

また、楽天チケットは、イベント主催者向けにも充実したサービスを提供しています。2024年7月には、イベント主催者がチケットの販売管理から売り上げ管理、入場管理までを実施できる「セルフオンボーディング」方式のシステム「楽天チケットmini」の提供を開始しました。これにより、イベント主催者は簡単な手続きで楽天チケットでのチケット販売を開始でき、販売状況やイベント当日の入場状況をリアルタイムで把握することができます。

手数料4.9%
チケット形式紙・電子チケット
販売方式委託販売型

LivePocket-Ticket-

LivePocket-Ticket-:https://t.livepocket.jp/

LivePocket-Ticket-は、LivePocket株式会社(旧:エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ株式会社)が提供する電子チケット販売に特化したプラットフォームです。音楽イベント、ライブ、演劇、お笑いなど、多岐にわたるジャンルのチケットを取り扱っています。個人や中小規模のイベント主催者でも簡単に利用できる設計が特徴で、無料イベントから有料イベントまで幅広く対応しています。

LivePocket-Ticket-の最大の特徴は、シンプルで分かりやすい料金体系です。初期費用や月額料金は一切かからず、チケット販売価格の5%のみが利用料となります。この利用料は、主催者負担を「0」にする設定も可能で、電子チケット販売サービスの中でもユニークな存在です。また、事前審査なしでユーザー登録が簡単なため、すぐにチケット販売を開始できます。

LivePocket-Ticket-は、特に音楽系イベントに強みを持っており、ライブやフェスなどのチケット販売実績が豊富です。一方で、展覧会、スポーツ、セミナーなど、他ジャンルのイベントにも対応しており、リアルイベントとオンラインイベントの両方をカバーしています。購入ユーザー登録数は1,000万人以上に上り、個人・法人を問わず多くの主催者に選ばれています。

また、LivePocket-Ticket-は、チケット販売の手間を大幅に削減できる点も魅力です。予約対応や入金管理が自動化されており、専用アプリを使えば入場受付も簡単に行えます。紙チケットの委託販売や手売りにかかる労力から解放され、イベント運営に集中できます。

手数料・無料イベント
無料
・有料イベント
販売手数料5%
チケット形式電子チケット
販売方式セルフサーブ型

Peatix

Peatix:https://peatix.com/

Peatixは、Peatix Japan株式会社が提供するイベントやコミュニティのプラットフォームとして、多様なイベントのチケット販売と管理を行うサービスです。2011年にサービスを開始し、現在では年間イベント参加者数520万人、オフライン・オンラインを合わせて常時20,000以上のイベントが掲載されています。日本をはじめ、アメリカ、シンガポールなど22カ国でサービスを提供し、月間1,000以上の主催者が新しくプラットフォームに加わっています。

Peatixの最大の特徴は、誰でも簡単に、特別な知識やスキルなくイベントページを作成し、チケットを販売できる点です。事前審査などもなく、最短5分でイベントページを立ち上げることができます。また、告知のみの無料イベントにも対応しており、気軽に利用できます。

さらに、Peatixは参加者管理の機能が充実しています。参加者向けのアンケートフォームをチケット申込手続きの中に挿入でき、参加者の情報を収集することができます。また、主催者から参加者へのメッセージ送信機能もあり、全員への一斉送信だけでなく、支払い状況やチケットの種類別での送信も可能です。イベント終了後30日間はメッセージを送信できるため、次回イベントの告知にも活用できます。

Peatixはオンラインイベントにも強みを持ち、リアルタイム配信だけでなくアーカイブコンテンツの有料販売もサポートしています。これにより、物理的なイベントの枠を超えて、広範なオーディエンスにリーチすることが可能です。また、イベントのコミュニティ構築機能も備えており、参加者同士の交流を促進することができます。

手数料・無料イベント
無料
・有料イベント
一枚当たり4.9%+99円
チケット形式電子チケット
販売方式セルフサーブ型

teket(テケト)

teket:https://teket.jp/

teket(テケト)は、音楽ライブ、演劇、スポーツイベントなど、様々なジャンルのイベントに対応した電子チケット販売・管理サービスです。個人や小規模な団体でも、初期費用や審査なしで簡単にチケット販売ができるのが大きな特徴です。

teket(テケト)は、ドコモ内の新規事業を創出するビジネスプロジェクト「39works」を通じて生まれたサービスです。2019年10月にベータ版としてサービスを開始し、当初はクラシック音楽のチケットを中心に展開していましたが、徐々に他ジャンルのイベントにも利用されるようになりました。

2023年10月には、NTTドコモグループ3社が取り組む新規事業創出プログラム「docomo STARTUP」のスピンオフにより、株式会社teketが設立されました。

teketの最大の強みは、直感的で使いやすいUI設計にあります。特に、座席指定のチケットの設定が簡単で、クリックだけで座席の配置や価格設定ができます。また、QRコードを使った電子チケットにより、接触ゼロでのスムーズな入場が可能です。

さらに、teketは販売データ分析機能も充実しています。チケットの流入経路分析などを行うことで、効果的なマーケティング戦略を立てることができます。また、満足度95%を誇る手厚いカスタマーサポートも、利用者に安心して使ってもらえる要因の一つです。

手数料無料イベント 0円
自由席 8%
指定席 10%
振り込み手数料 220円/回
チケット形式紙・電子チケット
販売方式セルフサーブ型

ZAIKO

ZAIKO:https://zaiko.io/

ZAIKO(ザイコ)は、ZAIKO株式会社が提供する電子チケット販売とライブ配信に特化した革新的なプラットフォームです。音楽コンサート、スポーツイベント、演劇、トークイベントなど、多岐にわたるジャンルのイベントに対応しており、特に高画質・高音質のライブ配信機能に強みを持っています。

ZAIKOの最大の特徴は、ライブ配信の高い品質にあります。視聴者はリアルタイムで臨場感あふれる体験を楽しむことができ、アーカイブ機能を利用して後から視聴することも可能です。これにより、配信のクオリティを重視するイベント主催者や視聴者から高い評価を得ています。

またZAIKOは、アーティストとファンが直接つながることができるD2F(Direct to Fan)モデルをコンセプトに、アーティストやイベント主催者ファーストのサービスを展開しています。2020年の新型コロナウイルス感染症の流行により多くのイベントが中止・延期となった際には、いち早く有料ライブ配信サービスを開始し、イベント事業者の支援に尽力しました。

さらに、ZAIKOはイベント管理機能も充実しています。イベントページの作成からチケット販売、入場管理、収益管理まで、イベント運営に必要な全ての機能が統合されています。さらに、マーケティング機能も豊富で、イベントの告知や宣伝を効率的に行い、参加者とのコミュニケーションを促進するためのツールが揃っています。

手数料有料配信 8〜20%
配信手数料 135円
チケット形式電子チケット
販売方式セルフサーブ型

ticket board(チケットボード)

ticket board:https://ticket.tickebo.jp

チケットボートは、コンサートやライブのチケットの申し込みから、支払い、発券、入場までをスマートフォンで行える電子チケットサービスです。電通、NTTドコモ、ドリームインキュベータの3社の共同出資により2015年に設立されました。

チケットボートの最大の特徴は、チケット購入から入場までの一連の流れを、1台のスマートフォンで完結できる点です。チケットの申し込みはWEBサイトから行い、支払いはクレジットカードや後払い決済「atone」などに対応しています。チケットの受け取りは、WEBブラウザ上で表示されるQRコード(WEB QRコードチケット)、専用アプリで表示されるQRコード(アプリQRコードチケット)、またはWEBブラウザ上で表示される認証コード(WEB QuickPASS)の3種類から選択できます。

また、チケットボートは不正転売防止にも力を入れています。電子チケットの特徴を活かし、「購入時の同行者の指定」「公演直前の座席通知」や、一定時間ごとに入場QRコードが切り替わり、キャプチャ行為を牽制できる「LIVE QR PLUS」アプリの開発・導入、入場時の身分証明書による本人確認の実施など、様々な角度からアプローチしています。

さらに、ticket boardは蓄積した顧客データを活用し、アーティストのマーケティング支援も行っています。これまで感性に頼ることが多かった音楽業界に、データ分析という科学的なアプローチを提供することで、アーティストとファンをより直接的につなぐ役割を果たしています。

手数料公演によって異なる
チケット形式紙・電子チケット
販売方式委託販売

Tiget

Tiget:https://tiget.net

Tigetは、2012年10月に設立された株式会社grabss(グラブス)が運営しているイベント主催者向けの電子チケット販売・管理プラットフォームです。音楽ライブやお笑いイベント、演劇など幅広いジャンルのイベントに対応しており、チケット販売から入場管理、マーケティングまでイベント運営に必要な機能を一括して提供しています。

Tigetの最大の特徴は、直感的で使いやすいインターフェースにあります。専門知識がなくても、誰でも簡単にイベントページを作成し、チケット販売を開始できます。セルフサーブ型のサービスとして、イベント主催者自身の手で販売管理ができるのが強みです。

また、Tigetは電子チケットに特化したサービスを提供しています。QRコードを利用した入場管理により、スムーズな受付が可能です。さらに、顔認証技術を活用した不正転売防止機能も備えており、チケットの適正な流通を促進しています。

イベント主催者にとって嬉しいのが、充実したマーケティング機能の存在です。チケット購入者の属性分析やアクセス解析など、データに基づくプロモーション施策を行えます。さらに、チケット販売ページでグッズ販売もできる「TIGETマーケット」など、付加価値の高いサービスも提供しています。

手数料5.5%
チケット形式電子チケット
販売方式セルフサーフ型

PassMarket(パスマーケット)

PassMarket:https://passmarket.yahoo.co.jp/

PassMarket(パスマーケット)は、Yahoo! JAPANが運営するデジタルチケット販売サービスです。イベントの告知ページ作成からチケット販売、参加者管理まで、イベント運営に必要な機能を一括して提供しています。個人から法人まで幅広い主催者に利用されています。

PassMarketの最大の特徴は、デジタルチケットに特化したサービスであることです。紙のチケットを発行する必要がないため、印刷コストや配送料を削減でき、受付時の手間も大幅に省けます。また、QRコードやiPassbookに対応しており、スマートフォンでチケットを表示して入場できる利便性の高さも魅力です。

さらに、PassMarketは顧客とのコミュニケーション機能も充実しています。アンケートやメッセージ機能を活用することで、イベント主催者は参加者の声を直接収集でき、マーケティングに役立てることができます。チケットの購入者に対して、日時変更などの急な連絡もスムーズに行えます。

PassMarketは、売上や在庫、顧客情報といったデータを一元管理できる点も特徴の一つです。これまで別々のシステムや手作業で管理していた情報を一つにまとめることで、業務効率の改善につながります。売上レポートの出力機能もあり、報告業務の負担を軽減できます。

PassMarketの料金体系は、イベント参加者にとって魅力的な設計になっています。チケットの購入手数料は無料で、主催者側も初期費用や固定費、システム手数料は一切かかりません。有料イベントの場合、チケット代金総額の3.564%(ベーシックプラン)または5.5%(プロフェッショナルプラン)の販売手数料が発生します。

手数料3.564%
チケット形式電子チケット
販売方式セルフサーフ型

チケットfor LINE Hybrid

https://tfl.ic-product.jp/

チケットfor LINE Hybridは、株式会社ICが開発したクラウド型のチケット販売管理サービスです。LINEと連携しているのが大きな特徴です。このサービスは、初期導入費や月額固定費が一切かからず、販売手数料のみで利用できるため、コストパフォーマンスに優れています。特に、LINEのタイムラインやトーク機能を活用したプロモーションが可能で、広告宣伝費を大幅に削減できる点が魅力です。

このシステムは、チケット販売から入場管理までを5つのステップで簡単に実装でき、従来の業務フローを変更することなく利用できます。QRコードを使用した非接触型の入場管理が可能で、スムーズな受付を実現します。また、座席指定機能を備えており、利用者はリアルタイムで席を選ぶことができるため、顧客満足度の向上にも寄与します。

チケットfor LINE Hybridは、LINEとの連携により、チケット購入者への情報発信が容易で、LINEの友だち登録を通じて次回以降のチケット購入が簡単になります。さらに、販売状況や入金状況を一元管理できるため、イベント運営の効率化にも貢献します。

手数料チケット1枚毎の利用手数料のみ(要問い合わせ)
チケット形式電子チケット
販売方式セルフサーブ

まとめ

チケット販売手数料の比較と最適なチケット販売システムの選択は、イベント主催者にとって重要な課題です。本記事では、手数料の構造や影響、選択基準、人気システムの比較、付加価値サービスなど、この問題に対する包括的な情報を提供しました。

イベント主催者は、自身のニーズに合ったシステムを選択することで、イベントの成功と収益の最大化を実現できます。手数料だけでなく、機能やサポート体制も含めて総合的に判断することが重要です。

イベントチケットを販売する際には、チケミーがおすすめです。これまでに大手芸能やK-POP、大手eスポーツチームのイベントなどでも導入されています。ご興味を持たれた事業者様は、ぜひご気軽に資料請求してみてください。

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